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(Iwamura Ryuta 岩村竜太)
 

(M = 下北沢世代 MONIQUE,岩 = 岩村竜太,翻譯/黃鴻硯 )

M: 人間の性質の中で、一番大切なのは何だと思われますか?
I: 困りました。
とても大きなテーマの質問ですね。。。

漠然とした回答になってしまうかもしれませんが、それは「社会を形成する能力」ではないでしょうか。

そこまで話を広げなくても、他者とふれあい、関係性を築いて生活を営んでいく、という事は、他の多くの動物とは異なる、とても人間的な行動だと思います。

私もそうやって生きていくのだと思います。

 
M: 岩村さんにとって、ピアノ何でしょうか?
I: 私にとってピアノは、- あたりまえのようにそこにあるもの -です。

それがないという生活は、考えられません。
ピアノを弾く、という行為は、お風呂やトイレや食事のように習慣づいてしまいました。

私の生まれた家にはアップライトピアノがありました。

「さぁ、今日からこのピアノを弾くぞ」
というような決心をした記憶はありません。

ピアノを弾き始めたきっかけは、特にないのです。
たまたまそこにピアノがあったので、それに戯れた、それが面白かった、というだけです。

おかしな話なのですが、1960年-70年代の高度経済成長時代の日本は、家にピアノを持つというのが、ひとつのステイタスでした。
両親は自分たちが成し遂げた豊かさの象徴、としてピアノを買ったのだと思います。
ただのインテリアです。
これといって音楽に理解がある家庭ではありませんでした。

子供の私は、家のピアノに、まったく関心を示さない、という選択肢もあったはずなのですが、私はそれに触れ、夢中になり、その後手放す事はありませんでした。

たまたまピアノがある家庭に、それに興味を持つ方向性を持った子供が生まれたのですね。

今思えば、運命的な出会いです。

以降、ピアノはあたりまえのように"そこ"にあります。
 
 
M: 自分の音楽にどんな期待がありますか?
I: 私の音楽を聴いた人が、音楽を通して"美的な体験"をしてくれたら嬉しいです。

楽しい、でも、悲しいでも、癒された、でもなく、音楽を聴いて「美しい」と感じてもらえたら本望です。

M: 下北沢世代では、数年前から、Rondade制作・出版、Noritakeさんも参加しているアルバム「Sunday Impression」と「Reading To Hear」を販売しています。反応がよくて、台湾には岩村さんのファンがいっぱいいることがわかりました。Rondadeからアルバムをリリースするきっかけは何でしょうか
I: 台湾で私の作品を愛してくださる方がいる事を、とても嬉しく思っています。

20
代の頃、ピアニストとしていくつかのバンドをサポートしていた繋がりで、Rondadeが設立される前から、オーナーとは顔見知りでした。
が、親しい間柄ではなく、特に意識する事もなく、お互い気配を感じる程度の存在でした。

久しぶりに会った時に、軽い気持ちでオーナーに"Sunday Impression"のデモを渡したのですが、あまり間を置かずに
「Rondadeから出してみないか?」
と連絡がありました。

気にいっていただけたのだと思います。

Rondade
が独特の美意識を持って運営されていて、リリースする作品をとても吟味しているレーベルである事を知っていたので、ありがたくお話しを受ける事にしました。

ノリタケさんと私の作品を結び付けてくれたのもRondadeです。
アルバムの世界観をアートワークで見事に表現していただきました。
 
M: 下北沢世代はインディーズ出版物を取り扱っている、ギャラリーを併設する本屋で、店内で本を読む時にも、よく岩村さんの音楽をかけます。最近、「Reading To Hear」というアルバムをリリースなさいましたが、そのタイトルのコンセプトを教えて頂きたいです。
I: お店で私の作品をかけていただいてるなんて、光栄です。

"Music for ****"
という作品を作る構想はずっと持っていました。
Monday Impression
をリリースした後に、あるブランドのショールームのための音楽を制作する、という企画があったのですが、特定の空間のための音楽よりも、人間の行動のための音楽、というものを書いてみたいという気持ちがありました。

"Music for Reading"
を選んだのは、単純な理由で、私が本を読んで過ごす時間が好きだからです。

どんな音楽でも"for Reading"の音楽になり得ます。
それにふさわしいのは、静謐であり、ドラマチックな展開のない音楽、とても使い古された言葉ですが、"環境的な音楽"でしょう。

しかし、今回の作品は、"環境的"と言われる音楽にありがちな、恣意的な要素が多かったり、素朴すぎる音楽ではなく、私なりのテクニックを駆使して、きちんと構築された、自立したピアノ作品としても成立する音楽にもしたかった。
この匙加減がとても難しかったです。

タイトルを"to hear"としたのは、必ずしも"listen"する必要はない、という意味を込めましたが、耳を澄まして旋律や和声を追うと、そこに思わぬ発見や驚きのある音楽に仕上がったと思います。
うまくいっているといいのですが。

タイトルの4桁の数字は、日本の図書館で使われている書棚の分類番号です。
1
曲1曲が1冊の本である、というメタファーでもあります。

 
 
M: 普段は、読書がお好きでしょうか?そうでしたら、本を読む時に、どんな音楽を聞かれますか。
I: 静けさと美しさ、音楽としての深みをもった音楽がいいですね。

今思い浮かんだのは、
Arvo Part
の"Alina"、A Winged Victory For The Sullenのユニットと同タイトルのアルバム(彼らは今年のP.festivalに参加していますね)、
Stars Of The Lid
の"And Their Refinement Of The Decline"、
古典的な作品ですが、Brian Enoの"Discreet Music"などです。
 

 
M: 岩村さんの音楽を聞くと、しばしば静かな海を連想します。曲を作られている時は、頭の中でどんなイメージが浮かぶのでしょうか?
I: 私の音楽から映像的なものを感じていただけるのはとても嬉しいです。
が、実は何か具体的なものをイメージして作曲する、という事はあまりありません。
なので、タイトルをつける時にいつも困ります。
作品のタイトルに記号的なものが多いのはそのためです。

調性を保っている以上、私の音楽はそれほど冒険的なものではありませんが、私の作品を特徴づけている、音楽を構成する様々な要素、和声やその進行、旋律とその展開などは、経験やテクニックに寄る部分が大きいと思っています。
案外コントロールされた音楽です。

私にとって音楽を作ることは、ひとつひとつの音を組み立てていく知的な"遊び"のようなものです。
感情に委ねる事も時に効果的ですが、情緒に溺れないよういつも気を付けています。

M: 一日のいつに作曲をされますか?
I: 私は平日、別の仕事をしているので、作曲するのは必然的に平日の夜か、土曜日、日曜日です。
Youtube
に"Avec mon joujou"というトイミュージックのシリーズをアップしていますが、金曜日の夜に、ベッドの中で曲の構成や、使う楽器を考えて、土曜日の朝から演奏、撮影をして、夕方にはYoutubeに公開している、というパターンが多いです。

曲が短いというのもありますが、あまり時間をかけません。

「多作だね」とよく言われますが、人生、明日何が起きるか分らないので、「作りたい」と言う衝動が失われないうちに、制作に取りかかるようにしています。
 

M: 音楽以外の趣味はお持ちでしょうか?
I: 一人旅が好きです。
一人で行く、というのが重要です。

日本国内ですが、できるだけ東京から離れたところ、特に予定を立てずに、気ままな旅をするのが好きです。

あまり荷物も持たずに、観光客ではなく、まるで現地の人のようなふりをして、見知らぬ街を歩くのは、少しスリルがあって面白いです。

 Iwamura Ryuta 岩村竜太

官方網站
Soundcloud
Youtube


演出票價:一般預售 $1200,現場票 $1300


優惠套票: 
任選2不同場次,可享9折優惠($1080/張)
任選3不同場次,可享8折優惠($960/張)

合作優惠:
1. 中國信託、富邦銀行信用卡友及兩廳院之友購票享9折優惠
2. 臺大學生憑學生證可享9折優惠(僅限於小白兔唱片行購買)
(優惠票方案與套票不得合併使用,請選擇最適合您的方案)

購票點:
線上購票:兩廳院購票系統|http://goo.gl/mOxId5

實體購票點:小白兔唱片行|台北市大安區浦城街21巷1-1號
(02) 23697915(營業時間:14:00-22:00)

場次表:
09/10 (六) 臺灣大學藝文中心雅頌坊 | Thomas Lehn & 李世揚
09/24 (六) 臺灣大學藝文中心雅頌坊 | Iwamura Ryuta 岩村竜太 
10/01 (六) 臺灣大學藝文中心雅頌坊 | Peter Broderick
10/19 (三) 臺灣大學藝文中心雅頌坊 | Berlin Quartet & 吳尚芸
10/21 (五) 中山堂光復廳 | Lubomyr Melnyk
10/30 (日) 中山堂光復廳 | A Winged Victory For The Sullen

  1. 詳細節目介紹:http://pfestival.tw/



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